放射線技術科
MRI
MRI検査は、放射線を使用せず強力な磁場と電波を利用して体内の情報を得て、身体の任意の方向での断層画像を得ることができます。特に軟部組織のコントラスト分解能が非常に高く、脳や脊髄、体内臓器、関節や靭帯、筋肉などの精密検査をする場合に優れています。
当院では、より正確で快適な検査環境を提供するため、最新のMRI装置 「Vantage Gracian(1.5テスラ)」 を導入しています。
この装置には、キヤノン独自のAI技術「AiCE(Advanced intelligent Clear-IQ Engine)」が搭載されては静音機構が装備されており、従来に比べてノイズを大幅に抑えながら、鮮明で高解像度の画像を得ることができます。
また、撮像技術の進歩により検査時間の短縮が可能となっており、患者様の身体的・精神的負担を軽減しています。特に、キヤノン独自のAI技術「AiCE」の導入により、短時間でも高精細な画像を取得できるため、効率的かつ質の高い検査が実現しています。
当院では、すべてのMRI検査において安全性を最優先に考え、事前の問診や金属製品のチェックを徹底しております。また、経験豊富な技師が検査を担当し、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な対応を心がけています。

DWIBS
当院では、全身のがんを低侵襲で検出できる新しい画像検査技術「DWIBS(拡散強調全身MRI)」を開始しました。
DWIBSは、MRIを用いて全身を撮影することで、PET-CTのようにがんの早期発見を可能にする検査です。放射線被ばくがなく、造影剤も使用しないため、体への負担が少ないのが特長です。特に以下のような方におすすめです。
・がんのスクリーニングを希望される方
・定期的に全身チェックをご希望の方
・放射線被ばくを避けたい方
検査時間は50分ほどです。
DWIBSドックを実施しておりますので、詳しくはDWIBSドックのご案内(PDF)をご覧ください。
VSRAD
最近、物忘れや記憶力の低下はありませんか?
当院ではVSRAD(ブイエスラド)というアプリケーションを用いて、同年代の正常脳と比較して、海馬(かいば)がどの程度委縮しているかを統計的に解析し評価することができます。
アルツハイマー型認知症では、この海馬の萎縮が関係しており、早期のアルツハイマー型認知症の診断に役立てています。
詳しくは脳神経内科へお問い合わせください。
脳ドック
脳の健康診断も行っております。脳卒中や脳腫瘍、脳動脈瘤などの脳疾患は、発症する前の早期発見・予防が非常に重要です。 当院ではMRIを用いた「脳ドック」を実施し、無症状の段階での脳の異常をチェックすることが可能です。 詳しくは人間ドックのご案内(PDF)をご覧ください。